鹿児島国際大学で消費生活講座を開催
消費者ネットワークかごしまでは、11月30日、鹿児島県消費者教育活動業務委託事業として「よりよいオトナ消費者へ 大学生の消費生活講座」を鹿児島国際大学で開催しました。
この講座は、消費者問題の啓発と適格消費者団体についての理解を深めることを目的としており、今年度は、成人年齢引き下げに伴い今後、若年層の消費者被害が多発する恐れがあることから大学生を対象に、大学2校での開催を計画しています。
初回の講座となった鹿児島国際大学では、経済学部のジェフリー・S・アイリッシュ教授の協力を得て「NPO概論」の授業で開催し、森雅美弁護士(消費者ネットワークかごしま理事長)が講師として48人の学生に話しました。
森弁護士は、自身がかかわってきた訴訟事例や、過去、裁判になった消費者問題などにも触れ、消費者トラブルについての具体的な事例を紹介しました。また、消費者ネットワークかごしまや目指している適格消費者団体や特定適格消費者団体などについても解説しました。
講演のあとは、ジェフリー教授の進行で、学生や講師との質疑応答でさらに理解を深めました。森弁護士自身の社会的活動や裁判に関する質問や、消費者問題では「インターネット掲示板でのトラブル」、「SNSでの詐欺」などについての質問、「家族におこった消費者問題や危機」についての紹介もありました。また、「消費者ネットワークかごしま」のホームページを各自のスマートフォンで検索して意見を聞く場面もありました。
最後に、消費者トラブルの当事者になった時の対処法として「188への相談」や「クーリングオフ」などを紹介し講座を終了しました。
なお、次回は、12月17日、有元大弁護士を講師に志学館大学法学部での開催を予定しています。
- <日時>
- 11月30日(金)10:50~12:20
- <会場>
- 鹿児島国際大学
- <講師>
- 森雅美弁護士
- <参加>
- 経済学部経営学科2年生 48名
講演する森弁護士
熱心な質疑応答で理解が深まりました