新・消費者基本計画や生協運営の留意事項などについて懇談
消費者行政推進室との懇談会
鹿児島県生協連は、鹿児島県消費者行政推進室との懇談会を開催しました。
6月28日、第34回通常総会終了後開催したもので、消費者行政推進室室長の堀善宣氏、同室長補佐・県事業者指導係長の伊集院崇二氏の出席をいただきました。
懇談会では、堀室長より「消費者教育等に関する県民意識調査の結果」、および今年度からスタートした「新・消費者基本計画」についての紹介がありました。
また、伊集院補佐からは、組合検査について紹介がありました。「消費生活協同組合の運営に係る留意事項」として厚生労働省所管の組合検査での指導事項の概要についての紹介と鹿児島県所管の組合検査の指摘事項の傾向について解説が有りました。鹿児島県においては毎年4生協の検査を行っており、ここ3年間で毎年、指摘している事項は「定款、規約、規則について」「組合事業について」ということで、次に指摘が多いのが「総代会について」、「決算関係書類について」であり留意して運営してほしいとの報告がなされました。また、特に、参議院選協とタイミングが重なったこともあり厚労省から出された生協の政治的中立の確保について要請がありました。
質疑では、高齢者の見守り体制の充実強化に関して、身近に相談ができる体制への要望や第3者からの通報に関しての質問が出され意見交換が行われました。通報に関して、消費者被害の兆候が見られる場合は、まわりの方がまずは本人に消費生活センター等への相談を促してほしい。ただ、なかなかそれでは進まない場合は、まわりの人が推測ではなく、本人の隣で一つひとつ確認をしながら消費生活センター等へ相談することも可能であるとの説明がありました。
懇談会当日は、限りある時間での意見交換でしたが、日常的に生協運営のことや見守りのことなどに関して分からないことがあったら、気軽に消費者行政推進室に連絡してみてくださいとのことでした。
消費者行政推進室 室長の堀善宣氏(中央)、室長補佐の伊集院崇二氏(左)