協同組合研究会を開催
鹿児島県協同組合協議会(KJC)が主催する「第2回協同組合研究会」が2月20日に県JA会館で開催され農協、漁協、森林組合、生協から約40人が参加しました。
この研究会は、お互いの協同組合を知り協同組合連携の新たなビジネスモデルを考えようと企画されたもので昨年に引き続き2回目の開催です。
開会にあたってKJC幹事のJA中央会の藤田課長が挨拶しました。
JA鹿児島きもつき地域未来開発部の中野部長は、「かのや農林漁業協同組合連絡会の取り組み」について講演しました。中野さんは、失敗談も紹介しながら何かコラボ出来ることは無いか意識して日常の業務や活動の中で、お互いに声かけした結果、楽しい活動に結び付いている。今後は生協の産直、地域の商工会など諸団体とも連携を広げ、地域の活性化につなげていければと熱く語っていました。
体験報告として「生協・経済連の人事交流における気づき」について県経済連から生協コープかごしまに出向中の上野さんからの報告がありました。上野さんは、お互いの協同組合の強み、弱みを理解し合い組合員に貢献する取り組みをすすめ、地域が抱える諸問題にどう貢献できるかが課題。KJCの取り組みも含め発展的な取り組みに向けた活発に意見交換が出来ればと話しました。
また、JC総研研究員の中野さんからは「県段階・地域レベルにおける協同組合連携の取り組み」と題して全国の協同組合連携の先進事例について紹介がありました。中野さんは協同組合の連帯組織が出来たのは鹿児島県が全国で一番早かったことを紹介しながらKJCの活動への期待も述べていました。
講演や報告の後、参加者による協同組合連携のグループワークで新たなビジネスモデルについて意見を出し合いました。
最後に、KJC幹事の県森林組合連合会の後藤指導課長が閉会挨拶を行いました。
間もなく新たな協同組合の全国組織JCAの発足が予定されており、鹿児島県における連帯組織(KJC)のありようの議論も必要です。あわせて、今回の研究会での議論を事業としての実践レベルの話し合いに発展させられるかが今後の課題になりそうです。
グループ討議と発表も行いました