第92回国際協同組合デー記念集会を開催
国際協同組合デー(7月の第一土曜日)は、全世界の協同組合員が心を一つにして協同組合運動の発展を祝い、平和とより良い生活を築くために運動の前進を誓いあう日です。
今年の協同組合デー記念集会が、7月22日(金)、県水産会館6階大ホールにおいて、鹿児島県協同組合協議会(KJC:農協、漁協、森林組合、生協の組織)主催で開催され各団体から160人が参加しました。
はじめに、協同組合運動に尽力された先人へ黙祷を捧げ、続いて、KJCを代表して県漁連の梅北副会長が連帯の挨拶として、KJCに加盟する4つの協同組合を取り巻く状況や活動状況について紹介がありました。
今年は、元・鹿児島県信連の常務理事で、現在、鹿児島県有機農業協会理事、『怠れば廃る塾』の主宰をされている八幡正則さんを講師にお招きし「二宮尊徳に学ぶ協同組合運動」と題した記念講演が行われました。八幡さんは現代の貧困化を取り上げ、現代と酷似した時代を生きた二宮尊徳の思想がこの貧困化を克服する道標になるのではないかと講演されました。さらに八幡さんからは「厳しい情勢の中で協同組合の絶え間ない努力こそが道徳のある社会づくり、地域の活性化につながる。気概と誇りをもって協同組合運動をすすめてほしい」と協同組合に携わる参加者に対しメッセージをいただきました。
最後にICAメッセージ、KJC宣言文、「農協改革」に対する宣言を採択し、改めて協同組合の意義や役割を確認しました。
「二宮尊徳に学ぶ協同組合運動」と題して
八幡氏が講演
ICAメッセージを鹿児島医療生協の押川さんと
県森林組合連合会の帖佐さんが朗読