鹿児島県消費者教育活動業務委託事業
「地域に根差した適格消費者団体をめざして」講演会を開催
NPO法人消費者ネットワークかごしまは、1月20日、鹿児島市の県民交流センター研修室で、平成29年度の鹿児島県消費者教育活動業務委託事業の一環として講演会を開催しました。県内各地から消費者被害防止に携さわる消費生活相談員や弁護士、司法書士、一般消費者など約60人の参加がありました。
「地域に根差した適格消費者団体の活動」と題して「埼玉県消費者被害をなくす会」の理事長で弁護士の池本誠司さんが講演。
「適格消費者団体とは」について詳しい解説があり、埼玉県消費者被害をなくす会の組織の概要や活動について具体的な事例の紹介がありました。これからの課題として「各都道府県に少なくとも一つは適格消費者団体を」、「持続可能な活動を展開するには行政の支援は不可欠」、「インターネット通信販売に対する差し止め請求権限の拡大」について述べるとともに鹿児島における活動の発展についても期待されていました。
参加者アンケートでは「適格消費者団体の本来のあるべき活動について、なかでも活動委員会の調査改善活動について新しい視点を得ることができた」「適格消費者団体という言葉を初めて聞きました。鹿児島にもできるといいな」「最初は場違いと思ったが、地域見守り役の民生委員の私でもかかわっていけると納得した」などの声が寄せられました。
県内各地から約60人の参加
埼玉県消費者被害をなくす会の池本理事長