鹿児島県生活協同組合連合会
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県生協連からのお知らせ

「みんながつくる地域包括ケア」学習交流会・助け合い・支え合い交流会in奄美大島が開催されました。

と     き
12月10日(火曜)13時30分~16時30分
と こ ろ
奄美観光ホテル
参   加
176名

実行委員会団体

<実行委員会>

実行委員長 鹿児島純心女子大学 八田教授、奄美市社協、瀬戸内町社協、奄美市地域包括支援センター、龍郷町地域包括支援センター、大和村地域包括支援センター、宇検村地域包括支援センター、JAあまみ大島事業本部女性部、NPO法人鹿児島県介護支援専門員協議会奄美大島・喜界島支部、生協コープかごしま、奄美医療生協、鹿児島県生協連

<後援>

鹿児島県

開催趣旨

介護保険制度の改定を契機とし地域が主体となった地域包括ケアに基づく、住民の手による、住民のための地域づくりがあちこちで行われています。鹿児島県では生協や社協、地域の諸団体が一緒になって、自主的に、めざすべき『地域包括ケア』の学習や情報交換を行ってきました。

今回、離島での住民同士の支え合い活動を活発化させることを目的に、奄美大島で学習交流会を開催することといたしました。

内容

①基調講演

講師の新崎教授

「孤立を生まない地域づくりのために」
大阪教育大学 新崎国広教授

※地域福祉とは「地域による公助+互助(共助・近助)+自助」。多職種連携と地域協働で社会連帯(報・連・相)して決して一人ぽっちにしない(社会的孤立を防ぐ)まちづくりが大切。サポーターは「話し上手・聞き上手」「助け上手・助けられ上手」「伴奏型支援」を心がけ雑談力を高めよう。お節介(節度ある介・なかだち)をひろげ、居場所づくりをすすめよう。

②報告

コープかごしまの「くらしの助け合い活動」について
下津曲幸子さん

※組合員相互のちょっとした手助けが必要な人を支えあう有償ボランティアの取り組み。

鹿屋市社協の行う「支え合い活動」について
坂口和弘さん

※楽しみづくり・生きがいづくりのためにみんなが集うドライブサロン、移動手段のない方へのドライブボランティアの取り組み。

龍郷町秋名集落の行う「支え合い活動」について
山田眞砂子さん

※集落の地域見守り隊が班ごとに結成され毎月の定例会を重ねていること、集落の交流のためのこども食堂やサロン活動などに取り組んでいることについて。

③シンポジウム

シンポジスト:下津曲幸子さん、坂口和弘さん、山田眞砂子さん

<下津曲幸子さんの発言>

  • 地域コーディネーターがつなぐ役割が大きく、活動経験者などに講座を受講してもらって要請しています。
  • 資料のマニュアルはこれから始めようと考えられている方の参考にしていただきたいです。
  • 県外の病院受診希望者対応が発生した時、県外のボランティア組織と協力して対応したケースがありました。できないことは他組織と共同することを重視しています。

<坂口和弘さんの発言>

  • 社協から社会福祉法人へ相談した際、社会福祉法人も快く引き受けていただきました。
  • ドライブサロンのネーミングは取り組み内容がわかりやすくするために名付けました。
  • 運転ボランティアは以前ほどしばりは厳しくないが、ボランティア内容や実費程度の費用徴収など運輸局との協議を充分に行う必要があります。
  • 地域の地域支援包括推進会議は社協から提案して実現しました。

<山田眞砂子さんの発言>

  • 集落の高齢者が50%を超えている中で若い世帯が増えているのは、Iターン・Uターン者への行政補助事業が始まってからです。若い方々の集まりや地域活動がSNSで発信されているのもあると思います。
  • 地域住民3分の2が地域行事に参加されているのは、若い世代が家族ぐるみで参加するからです。世代を超えて世間話をしたり交流できていることがいいのかなと思います。

<会場発言 櫻井克博さん(瀬戸内町社協)>

  • 3年前より瀬戸内町がモデルとなって「我がことまるごと」事業をすすめてきました。これまでの縦割りで窓口がいくつも分かれていたものが、どこかに相談すると行政、社協、医療機関等関係者が共有できる仕組みづくりにつながりました。いろいろな問題解決につながりやすい仕組みと関係づくりが進んできたことがとっても大きな成果だと考えています。


聴講の皆さん

講演録はこちら【PDF:675KB】

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