第93回国際協同組合デー記念集会が開催されました
国際協同組合デー記念集会が、7月28日(火)、JA鹿児島県会館大ホールで開催され、各団体から176名(内、生協63名)が参加しました。鹿児島県協同組合協議会(KJC:農協、漁協、森林組合、生協の組織)が主催して毎年開催しているものです。
まず、鹿児島県協同組合協議会を代表して協議会委員の県生協連の松薗会長が、連帯の挨拶を行ないました。
今年は、KJCは設立40周年記念特別企画として鹿児島大学名誉教授の岩元泉さんが「協同組合への期待」と題して講演。「食(消費)と農(生産)の間を支配している流通の寡占化、独占化が進み食と農のかい離が深く広くなっている。そんな中、政府は食料・農業・農村基本計画を掲げるが、本来的な計画になっていない。担い手が不足していく中、農地の利用集積を進めるために遊休農地への課税強化を検討するなど矛盾も多い。TPP交渉が混迷する中、日米FTAによる自由化の問題や農協改革などいま協同組合は危機を迎えている。これらの問題に対しては生活を集団的に防衛するための相互扶助の組織しての協同組合の堂々たる岩盤の役割が求められている。」と「協同組合への期待」が語られました。
集会の最後にICAメッセージ、KJC宣言文、TPP・農協改革に対する共同声明宣言を採択しました。
TPP・農協改革に対する共同声明【PDF:74.2KB】