大規模災害対策学習会「みやぎ生協に学ぶ」を開催
鹿児島県生協連は、みやぎ生協理事長スタッフの五十嵐桂樹さんを講師に、大規模災害対策学習会「みやぎ生協に学ぶ」を2会場で開催しました。11月17日は奄美市の奄美医療生協会議室に2生協30人が参加し、徳之島診療所にもネット中継されました。翌日18日の鹿児島市会場は県民交流センターに6生協、1お取引先の7団体、50人が参加しました。
今年度、大規模災害に備えるBCPセミナーを開催してきましたが、今回は関連企画としてみやぎ生協の実践に学ぶ企画を計画したものです。
五十嵐さんのお話しは、東日本大震災を体験されたみやぎ生協職員の実際の現場での体験や、その後の復旧、復興をどのような思いですすめられたのか、単にBCP策定に向けた学習にとどまらず、みやぎ生協の理念に基づき職員の皆さんがどんな思いで大災害に立ち向かったのかなどお話しをお聞きすることができました。
参加者アンケートには、地域で生協の果たす役割や職員の使命などについてみんなで考える機会になったこと、BCPの策定に向けた動きを作りたいことなど多くの感想や意見が寄せられました。
アンケート(抜粋)
- 危機に直面した時、生協人として、人としてどう行動できるか改めて考えさせられた
- 日頃の備えや対応など自分の生協ではどうなっているのか全く把握していないことに気づきゾッとした。
- 足元にも及びませんが、生協職員としてもっと組合員さんや地域に役立つことを念頭において行動することを心掛けたい。
- みやぎ生協の取り組みをうかがい、本当に心から感動しました。人として何をなすべきか、生協職員として・・・、など改めて考えさせられました。大震災を忘れません。
- テレビなどで報道されない現場のお話が聞けてとてもためになりました。
- 自分の生協でもBCP策定が進んでいるが、今日の話で震災の経験からより実践的な計画になっていて、使えるものを作り上げている点が学ぶべき点だと思いました。
- 想像もつかない災害の際のみやぎ生協の職員の皆さんの行動のあり方について、私自身の現在の状況と照らして非常に深く考えさせられました。私の生協のBCP作成はどうなっているのか非常に気になりました。
- テレビで見るだけで実際に見たことのない被災地の生々しい話を聞くことができて良かったです。
- 今年は桜島の噴火や大雨、地震と災害について考えさせられる年でした。BCPは、いつか作ろうではなく、期限を決めて作って備えることが必要とおもった。
- 使命の明確化、基本方針、行動基準の把握、徹底が全ての大切なポイントとなってBCPの作成につながっていることを感じました。
- 奄美から遠く離れており、被災地の状況をこの目で見たわけでもなく、報道されることも少なくなった昨今、正直なところ「他人事」「対岸の火事」のような印象を持ってしまいますが、「復興どころか、まだ震災は終わっていない」ということが良くわかりました。
- 大多数の人と同様、BCP作成は方針にはあるがどこか後回しの気持ちがありました。明日災害が起きた時に社会的責任が果たせない現状をふまえ対応にあたります。
- 被災地にはたくさん残っている課題があり、大変な活動をされていると思います。地域のために、組合員さんのために頑張っておられる姿に感銘をうけました。
- 未だ多くの課題を抱えながら、被災地で苦闘中の人々の苦悩を改めて感じ考えさせられました。その中でのみやぎ生協の頑張り、今回の大震災をふまえ、これからの対応、再策に頑張っておられることに対し言葉が見つかりません。もし、奄美でおこったらと考えるととても恐ろしくなります。明日は我が身と考えこれからの活動に生かしたいと思います。
奄美大島会場。徳之島へのネット中継も行われました。
鹿児島会場
講師の五十嵐さん