みんながつくる「地域包括ケア」学習交流会~「私が住みたい街」のつくりかた~を開催しました
みんながつくる「地域包括ケア」学習交流会実行委員会では、11月18日、鹿児島市のレンブランホテルで、みんながつくる「地域包括ケア」学習交流会~「私が住みたい街」のつくりかた~を開催しました。
この学習交流会は、鹿児島県生協連の呼びかけで実行委員会をつくり企画や準備をすすめたもので、鹿児島県内の自治体、社会福祉協議会、医療・介護事業者、生協関係者等、約250名が参加しました。
主催者を代表して、実行委員の東香代子さん(鹿児島医療生協)が開会挨拶をおこないました。
続いて鹿児島県保健福祉部介護福祉課の地域包括ケア対策監 永山広子さんに来賓のあいさつをいただきました。
記念講演では、美作大学社会福祉学科教授の小坂田稔先生が、「進む少子・高齢社会とこれからの支援―地参・地笑の暮らしづくりに向けて―」と題して、岡山県総社の地域での包括的支援についての仕組みや取り組みを中心に、「住み慣れた地域における普通の暮らしの幸せづくり」をめざした地域づくり(コミュニティソーシャルワーク)について豊富な実践例をもとに具体的に分かりやすく説明、地域住民が「主体社」「主役」として参加し笑顔あふれる街をつくる「地『参』地『笑』」を提言されました。
記念講演に続いて『わたしの住みたい街づくり』報告として、鹿児島県曽於市を例に行政、社協、事業者の取り組みや計画から学ぶ取組みについて報告をいただきました。報告は、曽於市地域包括支援センターの宮脇ゆかりさん、曽於市社会福祉協議会の山口和美さん、曽於市デイサービスセンターゆずり葉の今吉和久さんの3名から「住民が住んでよかった、住みたい」と思えるような街づくりへの思いが報告され参加者を励ます内容となりました。
活動報告のあとの小坂田先生と曽於市の報告者の座談会は、時間的な制約で充分な討議はかないませんでしたが、曽於市を例にみんなが知恵を集める「プラットホーム」の必要性やサロンなどの「住民」の参加について更に深めるものとなりました。
学習交流会の締めくくりとして最後に、実行委員長の純心女子大学の八田教授が閉会のあいさつとして、講演いただいた小坂田や曽於市の報告者へのお礼と合わせ今後の鹿児島県での地域包括ケア作りに向けてのアピールがあり会を終了しました。
- 【主催】
- みんながつくる「地域包括ケア」学習交流会実行委員会(実行委員長 鹿児島純心女子大学教授 八田冷子、社会福祉法人鹿児島県社会福祉協議会、曽於市地域包括支援センター、特定非営利活動法人介護支援専門員協会鹿児島、鹿児島県生活協同組合連合会、鹿児島医療生活協同組合、生活協同組合コープかごしま、グリーンコープかごしま生活協同組合、奄美医療生活協同組合、社会福祉法人鹿児島虹の福祉会、社会福祉法人グリーンコープ)
- 【後援】
- 鹿児島県、鹿児島市
- 【参加】
- 県内の自治体、社会福祉協議会、医療・介護事業者、生協関係者等(生協関係者90名、地域包括支援センター含む行政関係者96名、居宅等医療介護事業者関係58名)
※この企画は、CO・OP共済 地域ささえあい助成の協賛を受けて開催しました
鹿児島県地域包括ケア対策監
永山広子さん
美作大学社会福祉学科教授
小坂田稔先生
曽於市地域包括支援センター
宮脇 ゆかりさん
曽於市社会福祉協議会
山口 和美さん
曽於市デイサービスセンター
ゆずり葉 今吉 和久さん
実行委員長
鹿児島純心女子大学教授
八田冷子さん